岡山が都市として大きく飛躍するきっかけとなったのが、昭和47年(1972年)の山陽新幹線の開通でした。その2年後、JR岡山駅前に「岡山一番街」が誕生。廣榮堂武田は中四国地方最大規模のこの地下街に新しく店舗を展開しました。さらに昭和52年(1977年)には、それまでの伝統的なきびだんごに国産きなこをまぶした「きなこきびだんご」と、岡山県産の白桃を使った「白桃ゼリー」を新しく発売しています。ともに当初は斬新な試みとして受けとめられましたが、現在では人気の定番商品です。わたしたちは伝統を尊び重んじながらも、その上にあぐらをかくことはしない。そんな姿勢を大切にしています。